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セミナーのお知らせ: 植本光治氏（筑波大学計算科学研究センター）
以下のとおりセミナーを開催いたします。皆様のご参加をお待ちしています。
UTriplセミナー
・PSCセミナー
・IPSTセミナー
・ICCPTセミナー
・ALICeセミナー
MERITセミナー
・CIAiSセミナー
TACMIコンソーシアムオープンセミナー
日時：2019年7月1日（月）16:00～17:00
場所：東京大学本郷キャンパス
工学部３号館２階３１講義室（221号室）
講演者： 植本 光治 氏
（筑波大学計算科学研究センター）
講演題目: TDDFTによる第一原理電子ダイナミクス計算とナノフォトニクスへの適用に向けて
Abstract
我々はこれまで、第一原理時間依存密度汎関数法(TDDFT)と電磁界計算をハイブリッドさせた、独自のマルチスケール計算手法の開発を進めており、本講演では、高強度レーザーパルスの半導体中の伝搬シミュレーションついて紹介する。最近、同手法の2～3次元系や斜方入射への拡張を行い、シリコンの薄膜・ナノ構造体（球体およびナノギャップ構造）の光応答について、スーパーコンピュータ「Oakforest PACS」による大規模計算を行った。
たとえばナノ球体（３次元）の場合、比較的弱い強度(I=10^10W/cm^2)のレーザーに対しては、球面屈折により焦点上への集光が確認できる。高強度になるにつれ(I～10^12W/cm^2)、焦点上での電子励起によるキャリア生成が進行し、吸収・散乱のパターンに強度依存性が現れる様子が観察された。また、本講演では最近行っているマルチスケール計算の進展状況についても紹介する予定である。
使用言語：日本語
紹介教員：石川顕一 教授 (工学系研究科原子力国際専攻)
本件連絡先：
※本セミナーはオープンですが、記録のため、参加者のお名前、ご所属、連絡先を当日ご記入いただきますのでご了承ください。