東京大学大学院工学系研究科 光量子科学研究センター

Photon Science Center of the University of Tokyo

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イベント

セミナーのお知らせ: 井元信之氏(東京大学理学系研究科フォトンサイエンス研究機構)

以下のとおりセミナーを開催いたします。皆様のご参加をお待ちしています。

UTriplセミナー ・PSCセミナー ・IPSTセミナー ・ICCPTセミナー ・ALICeセミナー
CIAiSセミナー ・XPSセミナー
TACMIコンソーシアムオープンセミナー

日時:2019年11月15日(金)13:30~14:30
場所:東京大学本郷キャンパス 理学部1号館2階201b講義室

講演者: 井元 信之 氏
            (東京大学 理学系研究科 フォトンサイエンス研究機構)
講演題目: クラウド量子コンピュータの使用(その2)

Abstract  PDFファイル

  前回はIBM Q クラウド(無料版)の加入の仕方から簡単な使用例まで説明したが、今回はその続きを説明する。前回聴いていなくても(加入の仕方などは本質的でないので)問題ない内容にする。

【1】使用例(サーキット作成方式)の続き:
(1)前回は測定値のヒストグラムを、天下りで与えた理想ヒストグラムと比較しつつ追った。→ 今回は状態推移を追う
(2)前回は簡略サーキットを使ったので、類推の手間がかかった → 完全サーキットを扱う
(3)前回は事前にスクリーンショットした場面転換で説明した → リアルタイム使用もやってみる。(ただし、量子サーバー実機の待ち時間は講演時間内にクリアできない可能性がある。古典シミュレータもやってくれるが、これは経験上時間内に結果が出る。)

【2】上記の使用例を実際にやると、古典プログラミングが得意な構文(if文、go to文の自在な使用など)は古典プログラムで、と棲み分けることが当面よさそうだと見てとれる。もし「量子サーキット作成」も古典プログラムでできれば、より便利な統合環境になることが自然に理解できる。このようにして、(時間があれば)IBMの統合環境の様子を垣間見てみる。



使用言語:日本語
紹介教員:湯本潤司教授(理学系研究科物理学専攻)

本件連絡先:
※本セミナーはオープンですが、記録のため、参加者のお名前、ご所属、連絡先を当日ご記入いただきますのでご了承ください。