東京大学大学院工学系研究科 光量子科学研究センター

Photon Science Center of the University of Tokyo

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イベント

セミナーのお知らせ: 遠藤 翼 氏 (東京大学物性研究所 小林研究室 特任研究員)

以下のとおりセミナーを開催いたします。皆様のご参加をお待ちしています。

UTriplセミナー ・PSCセミナー ・IPSTセミナー ・ALICeセミナー
GMSIセミナー ・WINGS CFSセミナー
TACMIコンソーシアムオープンセミナー

日時:2023年9月15日(金)15:00~16:30
場所:Hybrid開催:東京大学理学部1号館3階340号室 および ZOOM(どちらも事前登録制)
講演者: 遠藤 翼 氏
            (東京大学物性研究所 小林研究室 特任研究員)
講演題目: 任意時間波形レーザーによるレーザー破壊閾値のマルチ時間スケール計測

Abstract   PDFファイル

  レーザー加工は産業に不可欠なツールであり、様々な目的で様々なパルス幅のレーザーが用いられている。 これらを少量多品種生産と高付加価値生産のための未来のツールとして活用するには、 あらゆるパルス幅における加工結果を予見できるシミュレーターが必要である。 このためのレーザー加工の学理としては超短パルスに対する学理と長いパルスに対する学理があり、 前者が先端的なトピックであるのに対して、後者は熱拡散と相変化に基づく古典的な物理過程として説明される。 しかし、後者の熱的過程のモデルをどのくらい短パルスにまで適用可能であるのかは明らかにされてこなかった。 そこで我々は、ほぼ6桁にわたる幅広いパルス幅領域についてレーザー破壊閾値の実験と熱的な理論との比較を行う手法を提案し、 加工を熱的に記述できる領域と超短パルス側の学理を要する領域との定量的切り分けに成功した。 本講演では、幅広いパルス幅領域を調べるためのレーザー開発、破壊閾値の熱的理論曲線の導出、実験と理論との比較、 超短パルス領域の現象論との対応などのトピックについて紹介する。



使用言語:日本語
紹介教員:田丸 博晴

本件連絡先:
申込方法:現地参加、オンライン参加ともに、Google forms(下記)にて参加の申し込みを行ってください。
  オンライン参加の方にはセミナー当日までにご登録いただいたメールアドレス宛にZoomのURLを送付いたします。
  現地参加は、規定人数に達した場合は申込を終了させていただきます。
https://forms.gle/REXTjtwLs5WMrAnWA
※本セミナーはオープンですが、記録のため参加者のお名前、ご所属、メールアドレスをいただいております。