東京大学大学院工学系研究科 光量子科学研究センター

Photon Science Center of the University of Tokyo

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ニュース&トピックス

セミナーのお知らせ: 水落 憲和 氏 (京都大学化学研究所 無機フォトニクス材料研究領域 教授)

以下のとおりセミナーを開催いたします。皆様のご参加をお待ちしています。

UTriplセミナー ・PSCセミナー ・IPSTセミナー ・ICCPTセミナー ・ALICeセミナー
CIAiSセミナー ・XPSセミナー
TACMIコンソーシアムオープンセミナー
Q-STEPセミナー

日時:2022年4月15日(金)13:00~14:30
場所:ZOOMでの開催(事前登録制)
講演者: 水落 憲和 氏
            (京都大学化学研究所 無機フォトニクス材料研究領域 教授)
講演題目: ダイヤモンド中のNV 中心を用いた量子センサの研究

Abstract  PDFファイル

  近年、量子科学技術の発展に伴い、量子センサに関心が持たれ、既存のセンサに対して更なる高感度化や高空間分解能化がなされている。高感度な量子センサの例としては、歴史的には超伝導量子干渉デバイスや原子蒸気または原子時計に基づく磁力計などがあるが、最近、固体中のスピンを用いた量子センサに関心が持たれてきている。ダイヤモンド 中のNV 中心の電子スピンは、固体系電子スピンの中でも室温では一番長いスピンコヒーレンス時間を有し、且つ単一スピンを室温でも観測できることから、高感度、高空間分解能を有する量子センサとして期待される。また、磁場のみならず、電場、温度、圧力、pH なども計測でき、それらの高感度センサとして幅広い分野での応用が期待される。近年、ダイヤモンドナノ粒子の作製技術も発展し、生命科学への応用も期待されている。本講演では、原理から応用例までを概観し、最近の研究について紹介する。



使用言語:日本語
紹介教員:石川顕一

本件連絡先:
申込方法:Google forms(下記)にて参加の申し込みを行ってください。セミナー当日午前中にご登録いただいたメールアドレス宛にZoomのURLを送付いたします。
https://forms.gle/7wbkMUq88hMABHum9
※本セミナーはオープンですが、記録のため参加者のお名前、ご所属、メールアドレスをいただいております。