東京大学大学院工学系研究科 光量子科学研究センター

Photon Science Center of the University of Tokyo

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光FORUM 平成26年度第2回セミナー 開催のお知らせ

ポスター(PDFファイル)
ポスター(PDFファイル)

光FORUMの平成26年度第2回セミナーを以下の日程で開催します。

実験家、理論家の若手お二人に超伝導ヒッグスモードの実験、 非平衡強相関系・超伝導理論の最新の展開について講演をして頂きます。 皆様のご参加をお待ちしております。

日時:2014年6月16日(月)15:30~17:20
場所:理学部1号館202b号室

15:30~16:25
講演者:松永隆佑 (大学院理学系研究科物理学専攻)
講演題目:テラヘルツ波を用いたBCS状態におけるヒッグスモードの研究
講演要旨
対称性が自発的に破れた系では、オーダーパラメーターの振幅が振動する集団励起モード、いわゆるヒッグスモードが存在する。 最新のテラヘルツ分光技術を用いて、s波超伝導体におけるヒッグスモードを観測し、さらに非線形応答領域におけるヒッグスモードと光の共鳴現象を発見した我々の最近の研究結果を紹介する。

16:25~17:20
講演者:辻直人 (大学院理学系研究科物理学専攻)
講演題目:非平衡強相関系・超伝導理論の最近の進展
講演要旨
強相関系や超伝導体にレーザーなどの光を当てて駆動したときに現れる非平衡物理が広がりをみせている。 そこでは、電子系のミクロな時間スケールから何桁もかけ離れた新たな時間スケールが発現し、豊富な現象を生み出す。 本講演では、これらに関わる最近の理論の進展を紹介したい。 また、特に最近テラヘルツ光の実験で新たに観測された、超伝導体のヒッグスモード共鳴についての我々の結果も触れる。





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